松浦研の稲葉助教らの論文がScientific Reports誌に掲載されました
稲葉央助教・松浦和則教授らの研究グループは、徳島大学大学院医歯薬学研究部の重永章講師・大高章教授らの研究グループとの共同で、光刺激によるペプチドナノファイバー形成を利用した運動システムの構築に成功しました。これは、細菌がファイバー形成を駆動力として運動することに着想を得たものです。人工的なペプチドナノファイバー形成によって分子集合体の運動を促進できることを実証しただけでなく、運動のタイミングや速度を制御できることから、次世代の「分子ロボット」の要素技術としての応用が期待されています。
本研究は、文部科学省 科研費 新学術領域「分子ロボティクス」の支援により実施され、2018年4月19日に国際科学雑誌「Scientific Reports」オンライン版に掲載されました。
詳しくは、プレスリリースをご覧ください。
https://www.tottori-u.ac.jp/item/15864.htm#ContentPane
論文タイトル:Light-induced propulsion of a giant liposome driven by peptide nanofibre growth
著者名:Hiroshi Inaba*, Akihito Uemura, Kazushi Morishita, Taiki Kohiki, Akira Shigenaga, Akira Otaka and Kazunori Matsuura*
掲載誌:Scientific Reports, 8, 6243 (2018)